4.発達障害の二次障害への理解と二次障害を予防するための取り組みについて |
質問:関口
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・発達障害の二次障害とは発達障害(一次障害)の特性が理解されないことで、本人が受けるいじめ不適切な対応、指導等から生じる、ストレスやトラウマが原因として後天的に発症する障害(精神障害)のことであるが、重要なのは、ニ次障害は予防でるということで、発達障害を問題として受け止めるのではなく個々の特陛を理解し適切な支援を行う事で健全な育成が望めると考える。
・二次障害に気付かれないために、不適応状態で措置されている子どもが増えており、早期発見と早期対応していくことが非常に重要な課題だと考える。障害者差別解消法における適切な支援、家庭と学校と福祉の連携「トライアングル」プロジェクトの取り組みにも期待するものである。
・二次障害の予防については、現在の問題であるいめ不登校自殺等に関連する重要な課題であることを再認識して頂き、取り組みの強化を強く要望するが、二次障害についての理解を深めるとともに二次障害を予防する為の具体的方法の周知取り組みに関する当局の見解を伺う。
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答弁:福祉部長
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・保健医療福祉分野では早期発見に向け、乳幼児健診に加え、ガイドライン提供や研修実施により市町の5歳児発達相談事業の開始を支援してきた。発達障害の早期発見・早期療育の全県拠点として「県立こども発達支援センター」を運営し、「ひょうご発達障害者支援センター」等において、保護者が子どもの特性を理解し適切な対応を習得できるペアレントトレーニング講座の支援や、障害特性や接し方等を記載したリーフレットの配布・ホームページへの掲載を行っている。
・教育分野では県立特別支援教育センターにおいて、教員が発達障害の特性を理解し、適切に対応するための教員研修を実施し、学校では多様性を尊重する心を育むため、障害のある子どもとない子どもが共に学ぶ「交流及び共同学習」や、障害による学習上又は生活上の困難の改善・克服のための「自立活動」の指導を通級指導教室等で行っている。
・生涯を通じ二次障害を予防するため多分野の連携が重要と考えており関係機関が参画する発達障害者支援協議会を設置し、課題の共有も行っている。
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