今回の定例議会では、令和元年度(平成31年度)の当初予算案が審議、可決されました。昨年、兵庫県は誕生から150周年を迎え、その節目に「兵庫2030年の展望」が策定されましたが、本年度はその実現に向けた本格的な取り組みがスタートする年として予算が策定されました。
1.予算規模
一般会計は1兆9,354億円、特別会計1兆5,708億円、公営企業会計2,757億円、合計3兆7,819億円の予算規模で、対前年度比101。8%となっています。
2.県政の重点施策と行財政運営方針について
「兵庫2030年の展望」が目指す「すこやか兵庫」の実現に向け、「安全安心な基盤の確保」、「未来へと続く地域活力の創出」、「兵庫人材の活躍推進」、「交流・還流を生む兵庫五国の魅力向上」、「地域の自立」を柱に施策が展開されています。
また、行財政運営方針についても議論されましたが、フローとストックの両面から、今後10年間の目標が定められ、収支均衡と将来負担の軽減を図ることとしています。今後とも、財政フレームの点検や見直し、適切な行財政運営、組織の見直しや定数削減、職員一人ひとりの生産性向上を目指した取り組み、取得用地の有効活用、公共施設やインフラ施設の老朽化対策、等を進めていく必要があり、チェックしてまいります。
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