今回の定例議会では、平成30年度の当初予算案が審議・可決されましたが、行財政構造改革の着実な実行、兵庫の新時代を切り拓く」施策の推進、事業の「選択と集中」の徹底、国の動向の適切な反映、市町との連携・協調の推進、働き方改革による効率化、通年予算の編成を予算編成の基本方針として編成されました。
1.予算規模
一般会計は1兆8,880億円、特別会計1兆5,476億円、公営企業会計2,782億円、合計3兆7,138億円の予算規模となつ新たに国民健康保険特別会計5,085億円が創設されました。
2.県債及び基金
県債の発行額は2,078億円、県債残高(今後、金融機関に実際に償還すべき残高)は、4兆8,285億円となっています。また、基金の残高は5,058億円で、基金の活用額としては、1,267億円が計上されています。
3.県政の重点施策
県政の重点施策は5つの柱からなり、I.新時代の兵庫づくり(県政150周年記念事業の展開)、II.安心できる社会づくり(子育て環境の一層の充実、健康長寿社会に対応した医療・介護の充実、誰もが活躍できる社会の実現、地域の安全安心の確保)、III.次代を担う人づくり(学習・教育環境の充実、感動体験を通じた人づくり)、IV.元気な地域づくり(定住カムバックの促進、働く場の充実、地域産業の活性化、農林水産業の基盤産業化、兵庫ブランドの育成、交流の拡大、芸術文化・スポーツの振興、ふるさと兵庫の魅力再生)、V.社会基盤の充実(防災・減災対策の強化、エネルギー・環境対策の充実、交流・生活基盤の整備、地域自立の推進)に関して、さまざまな事業予算が計上されています。
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