せきぐちの議会報告
( 2018年12月 )
 
●兵庫2030年の展望について

 「兵庫2030年の展望」が今回の議会で提案され承認されました。「兵庫2030年の展望」については、私も代表質間の中で、数多くの点で課題に対する深刻度の分析とその対応が不十分であると指摘し、今後の活用方針について質間しました。県の回答は展望の2030年のめざす姿や基本方針は、大局的な視点を示すことに主眼を置いているので、課題分析の深掘りや具体的な施策の検討にまで至っていないが、この基本方向をめざして、今後、各分野の計画策定や予算編成等の施策の検討の中で、具体化を図っていくと回答しています。概要は以下の通りです。

T.策定趣旨
 兵庫を取り巻く環境は大きく変化しています。本格的な人口減少社会が到来し、少子高齢化が進むとともに、人工知能などの革新技術の進歩が産業や暮らしを変えつつあり、経済のグローバル化や情報通信技術の発達は人・物・情報の交流を飛躍的に広げ、頻発する自然災害は暮らしの安全安心を脅かします。こうした時代の転換期に県政150周年を迎えましたが、節目の時期にあたり、兵庫の未来を確かなものとしていくために進むべき道を県民と広く共有するため、2030年のめざす姿や新たな兵庫づくりの基本方針等を内容とする「兵庫2030年の展望」を策定します。

U.2030年に向けた環境変化
 1.進行する人口減少と少子高齢化
 2.浸透する革新技術
 3.多様化する働き方
 4.到来する大交流時代
 5.高まる災害リスクと持続可能な環境づくり


V.めざす姿
 「すこやか兵庫」の実現〜五国を活かし日本を先導世界につなぐ〜

W.基本方針(11項目)
 「未来の活力」の創出〜人口が減っても活力が持続する兵庫〜
  1.価値創造経済(先端産業が集積、起業・創業が活発化)
  2.全員活躍社会(多様な働き方が実現、生涯現役)
  4.未来に挑む人づくり(地域と世界で活躍する力が育成、リカレント教育が充実)
  8.環境先進地(次世代ェネルギー社会を先導、森林資源の活用が拡大)
  9.御食国ひょうご(農水産業が基幹産業として発展、農のスマート化が進展)

 「暮らしの質」の追求〜豊かな生活ができる兵庫〜
  3.充実する「自分時間」(ワーク・ライフ・バランスが実現、多様な形で過ごす「自分時間」)
  5.子育て安心社会(子育て環境が充実、地域とつながる子育てが再生)
  6.進む健康長寿(健康長寿が延伸、介護医療体制が充実)
  7.安心な暮らし(防災、防犯、感染症対策等が強化)



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