皆様も報道等でご承知のことと思いますが、平成29年5月25日に兵庫県内において輸入コンテナの内部でヒアリが確認されました。このコンテナ内の個体は、すべて消毒処分されていますが、この個体を専門機関で分析したところ、少なくとも働きアリ500対以上が確認され、メス(女王)も含まれていました。
今後の予定ですが、コンテナが留め置かれた地点の周辺において、トラップの設置などによる調査と薬剤による予防措置を継続するとともに、ヒアリが確認された場合、速やかに防除が実施されます。
また、兵庫県では、市町や関係団体への注意喚起に加え、コンテナ到達先の貨物荷受企業等に対して、目視検査を要請するとともに、継続実施事項として、関係諸機関への情報提供、県民への注意喚起、電話相談窓口の設置、殺虫剤の配備、市町との連絡網や庁内連絡体制の整備が実施されております。
ヒアリの懸念される影響としては、生態系に対しては他種のアリと競合し、駆逐するおそれがあり、極めて攻撃的と知られています。農林水産業に対する影響としては、牛、馬、鶏など家畜への死傷被害が、人体に対する被害としては、刺されるとアルカロイド系の強い毒による痛みやかゆみ、発熱、じんましん、激しい動悸等の症状が引き起こされ、アレルギー性のショックで昏睡状態に陥ることもあるとされています。アメリカ、オーストラリア、マレーシア、中国、台湾など環太平洋諸国に分布が急速に拡がっているため、今後も注視して、日本に入り込ませないよう、食い止める必要があると考えています。
2017年度の私の主な役職は以下の通りとなりました。
○建設常任委員会副委員長 ○決算特別委員会委員 ○河川審議会委員 ○維新の会県議団政務調査副会長
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