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( 2012年1月 ) |
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私の12月の代表質問でも取り上げましたが、兵庫県立高校普通
科の学区について、約50年ぶりの大改革を検討して来た、県の
「県高等学校通学区検討委員会」が報告書をまとめ、県教育長に提出し
ました。
複数志願選抜制度の全学区導入を前提とし、兵庫県全体を「16
学区から5学区に再編することが望ましい」とし、導入は現在の
中学1年生の入試からを目途としています。
現在、三田市が属する丹有学区では、受験する高校を1つだけ
選ぶ「単独選抜」を採用していますが、これが「第1志願」、「第
2志願」、「その他校」に出願できる複数志願選抜となります。この複
数志願選抜制度は、現在、丹波、丹有、淡路を除く学区で実施されてい
る制度ですが、第1志望校には加算点があり、第1、
2志望に加え、「その他校」も希望すると、第1、第2志望
校が不合格でも、一定の得点があれば学区内で定員を満たしていない高
校で合格となり、特別な事情がない限り、入学しなければないとされて
います。
高校の選択肢が増えることがメリットとされていますが、一方で、遠
距離通学になる可能性が懸念されるため、今後どのような制度が具体的
に整備されるのか、見極めていかなければならないと考えます。また、
今回検討の対象となっていない単位制普通科や総合学科も定員の一部を
学区単位で募集しているため、県教育委員会は同様に見直す見込みで、
それぞれの学区の理念を踏まえて判断したいと考えています。
現在の中学1年生の皆さんの受験から新制度が導入されるとい
うスケジュールとなっていますが、今後ともこのテーマについて、十分
に留意していきたいと考えていますので、皆様のご意見をお聞かせくだ
さい。
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