三田市の地域情報

( 2010年11月 )
 

●三田市の平成21年度決算について

 平成21年度決算ですが、一般会計の歳入決算額383億円、歳出決算額379億円、特別会計の旅人決算 額174億円、歳出決算額166億円となっています。病院事業会計に関しては、収益的収支の純損失が約 6.3億円、資本的収支の不足額が約3.3億円という状況です。
 市民病院は大きな赤字ですが、昨年度との比較では、約4億円の収支改善となっています。平成21年 度決算に関して、私は、特に以下の内容が重要と考えています。

1.一般会計収支調整のための財政調整基金取り崩し
 平成20年度より1億円少なくなりましたが、財政調整基金を3億9千万円  取り崩し、その結果、一般会計で2.4億円の黒字となりました。
2.市税収入の減少
   市税収入は、平成20年秋からの急激な景気悪化の影響により法人市民税が  6.7億円の減少、固定資産税の評価替2.3億円の減少などで合計9.2億円減の  174億円となっています。
3.歳出における特徴
 20年度と比べ人件費が1.4億円減(職員数29入減など)、(2)市民病院へ1.9億円の独白支援などで  補助貧苦が増加、(3)国保・介護保険・高齢者医療への社会保険関係支出が増加、(4)投資的経費  として「新し尿処理施設整備」などで、合計6.2億円の増加という状況です。
4.三田市全体の債務残高
 繰上返済や借り換えを行い、大規模な建設事業がほぼ終了して新規借入れを控えていることから、三  田市全体の責務残高は2年間で102億円減少、21年3月末で885億円となっています。
5.三田市全体の基金残高
 三田市の基金は本年度15億円取り崩し、21年3月末の残高は159億円です。このうち大きなものと  しては、庁舎整備基金55億円、財政調整基金40億円が挙げられます。


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